Q 公図とは?
A 公図とは、「14条地図」が備え付けられるまでの間、これに代わって法務局に備え付けることとされている図面です。土地の区画や地番、位置、形状等が記載されているいます。このような図面を、「地図に準ずる図面」ともいいます。公図は、土地の境界や建物の位置を確定するための地図で、不動産取引における現地を特定する為の重要な資料となりますが、一方で、信頼性や精度は必ずしも高くありません。
Q 地積測量図とは?
A 地積測量図とは、一筆又は数筆の土地の地積を法的に確定した図面であり、土地の分筆登記や地積更正登記等の際に提出されます。このため、土地の分筆や地積更正登記を行ったことが無い土地については、地積測量図は備え付けられていません。なお、作製された年代によっては、必ずしもその精度が高いとはいえない場合もあります。
Q 建物図面・各階平面図とは?
A 建物図面、各階平面図とは、建物の表示に関する登記の申請の際に提出される図面で、建物図面は建物の形状や位置などを示している図面、各階平面図は建物の各階の形状と床面積等を表示している図面です。
Q 法務局で公図等を取得するにはどうすればよいですか?
A 法務局に備え付けられている申請書に必要事項を記入し、窓口に提出します。
Q 登記事項証明書・登記簿謄本の違いは何ですか?
A 昔々、登記簿は紙のバインダーで保管されていました。これを法務局がコピーして認証したものが登記簿謄本と呼ばれていました。現在は、コンピューター化が進み、登記簿もデータで保存されており、その証明書は全部事項証明書と呼ばれています。この全部事項証明書は今でも登記簿謄本と呼ばれることが多いです。
Q 不動産の全部事項証明書(登記簿謄本)はどこで取得できますか?
A 全国どこの不動産でもお近くの法務局で取得することができます。お近くの法務局はこちらのホームページよりご確認ください。→法務局ホームページ
Q 法務局で全部事項証明書(登記簿謄本)を取得するにはどうすればよいですか?
A 全部事項証明書の申請書に必要事項を記入し、窓口に提出します。登記事項証明書の申請書は法務局に備え付けられています。
Q 法務局に行く前に事前に調べていくことはありますか?
A 全部事項証明書(登記簿謄本)は住居表示では取得できないことがありますので土地は地番・建物は家屋番号を事前に調べていくことをお勧めします。地番や家屋番号はお持ちの権利証(登記済証)を確認したり、役所から送られてくる固定資産税の納税通知書に記載されています。
Q 手数料はいくらかかりますか?
A 全部事項証明書(登記簿謄本)1通につき窓口で申請した場合には600円、オンライン申請の場合は500円か(送付)または480円(窓口)かります。この手数料は収入印紙で納めます。法務局内に印紙売場があります。なお、以前はこの手数料は登記印紙で納めていましたが、現在は収入印紙で納めることになっています。
Q 全部事項証明書(登記簿謄本)をインターネットで取得することができますか?
A 法務局が保有する登記情報をインターネットを使用してパソコンの画面上で確認できるサービスがあります。詳しくは登記情報サービスホームページをご確認下さい。1通337円です。